リディアードコーチング承認クリニックを受けて

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現在の日本スポーツ指導者において、1番大事なことは専門的なトレーニングや特別な指導をするかでは無く、今何が大事かを考え、選手をもてなす指導をすることだ。

これは、アーサー・リィディアードの指導法を見ても分かること、そして世界を代表する指導者の共通点。
高橋尚子さんの師、小出監督にも言える。
選手にとってプレッシャーやストレスを与えず、むしろ最高のモチベーション維持に最高の労力をかけている。それこそ指導者として選手を思う心の大きさだろう。この心の力が選手のパフォーマンス力を引き出し、パワーを生む。
「常に謙虚な姿勢で」
指導者のプライドは選手にも悪影響を及ぼす。指導者にとってプライドはいらない。いくら持っていてもしょうがない。なぜならばレースが始まってしまえば指導者は無力なのだから。あくまでもメインは選手なのである。
これは実際に何人もの指導者に指導を受けた選手だったから思う事。さらに、市民ランナーとしてコンディション、スケジュール管理などを行うことで培った管理能力、それから選手としてのパフォーマンス力を考えていかなければならない選手という立場、一人二役の立場として培ったこの2つの視点によって指導者にとって必要なことを発見できている気がする。
これまで、20年間の競技生活を続けてきて感じること、それは単純に同じことを続けなければ境地に達することはできないし理解することもできない。

選手共感型指導法

選手共感型指導法とは選手と同じメニューを指導者自らが一緒にこなし、トレーニングの負荷、量を共に分かち合い、トレーニング強度を微調整しながら行う指導法。
10年前に陸上のコーチングをしていた父から受け継いだ指導法である。この指導法のメリットは一緒にトレーニングすることで、気温や湿度やフィールド環境を繊細に感じることができ、オーバーユースや練習量の不足を回避でき、今1番必要なベストなトレーニングが出来ること、それから指導者自ら走ることで選手に対する説得力を生み出すことができる。
この指導法により僅か全校生徒200人にも満たない田舎の中学生3人が全国中学陸上1500m.3000mに出場、更に全国中学駅伝に熊本県代表として2年連続出場、最高成績10位となる快挙を果たした実績がある。
この承認クリニックを元に世界で注目を浴びる選手を育成する指導者となりたい。

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