高隈山ピークハントトレイル

こんにちは!

TRAQサポート選手 鹿児島県代表の吉原朗子です。

今回は2月9日(日)に私の地元 鹿児島県の“じゃないほうの半島”こと、大隅半島で開催された高隈山ピークハントトレイルについて紹介したいと思います。

 

この大会は、トレイルの大会に出たことがない初心者から、ガツガツ山を走っている中上級者まで楽しめる2つのコースがあります。

⚫︎ミルキーコース:距離15km、累積標高640m、制限時間3時間(初心者向け)

⚫︎ピークハントコース:距離38km、累積標高2,600m、制限時間8時間(中上級者向け)

※大会HPより

 

ちなみに、ピークハントコースで行きと帰りの2回通過する“御岳”は私のホームマウンテンです♪

晴天の日は360度大パノラマの絶景を見れるよ!

 

トレイルはじめたばかりの頃はあまり冒険できなくて、御岳5合目(5合目までは車で行けます)から山頂までをひたすら往復するという練習をしていました。今考えると結構ハードな練習だったな〜(笑)

 

さてさて、大会当日。

AM7:40からの開会式には、なんと!!!

鹿屋市のゆるキャラ?(見た目が全然ゆるくない )でおなじみの(トレイルに全然なじんでない)

「かのやカンパチロウ」が来てくれました!(パチパチパチパチ)

キレキレのダンスを披露するかのやカンパチロウ!と、なぜか振り付けをマスターしている女性ランナーが一緒に踊って開会式は大盛り上がり(笑)

招待選手の宮﨑喜美乃選手(以下、いつも通りの呼び方で“キミノ”と書きます)と、かのやカンパチロウ!人面魚ならぬ魚面人(怖すぎる笑)

 

この姿、どっからどう見てもゆるキャラじゃない…と思って調べてみると…

かのやカンパチロウ公式Instagram

「鹿屋市PR特命係長 ゆるきゃら、否、キレキレキャラ」とのこと。

どうやらゆるキャラという設定ではないようです(だからこそのこの見た目、納得。笑)

 

カンパチロウのキレキレダンスで大盛り上がりの開会式が終わると、いよいよレーススタート!

 

AM8:00 ピークハントコーススタート。

(※以下は私が出場したピークハントコースのみの内容です)

スタートしてしばらく続くロードと林道は、友人であり私にとってはトレイルの塾長でもあるキミノと一緒に走りました!心拍上げすぎないようにおしゃべりしながら♪

 

ロードあり、林道あり、トレイルあり、のキツすぎず優しすぎずな道を7.5kmほど走ると、あっという間にAS1の「鳴之尾牧場」に到着。

大会当日は快晴で、牧場越しに見える高隈連山が最高に綺麗だったな〜♪

 

鳴之尾牧場では牛さんたちも選手をあたたかく迎えてくれるよ♪(注:牧場といってもソフトクリームの販売はありません笑)※この写真は2019年の大会写真です(Photo by 内田洋さん)

 

AS1にはカンパチロウも来てくれていて(やはりインパクト強)テンション上がって一緒に写真を撮ってもらいました!

このカンパチの表情がなんとも言えない(笑)

 

AS1を出発すると、ホームマウンテンの御岳山頂までひたすら登り。

これまで何度も登ったことがある御岳ですが、レースで登ると見える景色が新鮮で、なにより県内外のたくさんのランナーさんがココに来てくれていることがすごく嬉しい〜!と、レース中しみじみ。

同じ鹿児島県でも薩摩半島からだと1時間半以上かかるし、県外だと言うまでもなくかなりの移動時間を要します。

だからこそ、ココで皆さんに会えることが、地元民としては心の底から嬉しいのです。(ということでみんなもっと遊びに来てね笑)

 

と、感動のあまり話がそれてしまいましたが(笑)

 

黙々と登り続けると…

標高1,182mの高隈御岳山頂に到着〜!

 

AS1の鳴之尾牧場が小さく見えるよ♪写真ではうまく伝えきれないこの絶景をぜひ見に来てね!

 

練習で登った時の写真(以下2枚も同様)。快晴の日には遠くに“薩摩富士”こと「開聞岳」も見えるよ♪(太陽の光の左側にうっすら見えている美しい三角の山)

 

開聞岳から右に視線を移していくと… 鹿児島のシンボル「桜島」もクッキリ!(モクモクと煙を出している山)この日は噴火してなかったけど、大会中は見事に噴火した!(苦笑)

 

開聞岳から左に視線を移していくと… 鹿屋市街を一望できるよ♪市街の景色だけど緑がいっぱい(笑)自然豊かな街、鹿屋市。

 

絶景の御岳山頂を過ぎたら、いざ!大隅半島最高峰の「大箆柄岳(おおのがらだけ)」を目指します。

苦手な下りはゆっくり進み、気持ち良く走れるところはビュンビュン駆け抜け、そしてググッとキツイ登りは無心になって黙々と足を動かす。

大箆柄岳までの登りはなかなかパンチがありましたが、すれ違うハイカーさんに応援していただいたり、一緒に悪戦苦闘しているランナー仲間にも会えて(笑)苦しいながらも楽しく進むことができました♪

ちなみに私が一番苦戦したのは大箆柄岳からの下り。

高低差図のココ!

下りが大好きな人と下りが苦手な人とではタイムに雲泥の差が出る区間だと思います(泣)

 

なんとか下り終え、折れかけた心とともにAS2に到着。

ボランティアの皆さんが「2位の女性が今出たばっかりだよ〜」「これから少し走りやすい林道が続くから頑張って!」「大福いっぱい食べて行って♪」と笑顔で声をかけてくれて、足は疲れていたけど心が一気に全快しました!

 

 

AS2を元気に飛び出し、本当に走りやすい林道をビュンビュン!

(気持ち良く走りすぎてトレイルに入る分岐のコーステープを見落として走り続けた人もいたみたい…。要注意!)

 

林道からトレイルに入り、本日2回目の御岳山頂を目指して再び登ります。

高低差図だと◯の部分が御岳山頂です♪

 

何度か両足の内転筋が攣りかけていたけど、ゆっくりでも足を止めることなく動かし続けました。

そして…

 

2回目の御岳到着〜!風が強くて寒かった(笑)

 

ここからは来た道を帰るのみ!!

ホームマウンテンということもありロストの不安がなく、自分が気持ち良いと感じるペースでひたすら走り続けました。

 

最後のエイド、AS3(AS1と同じ鳴之尾牧場)に到着して時計を見ると、ゴールタイム6時間を切れるか!?と、きわどいところだったけど、目の前に備長炭焼きの鰻があれば食べないわけにはいかず…(笑)

香ばしくて美味しかった〜!トレイルのエイドで鰻が食べられるなんて!(嬉)

 

鰻を堪能した後は、最後の力を振り絞ってゴールまでひたすら走る走る!

 

 

そして、ついに ゴーーーーーーーーール!!!??

 

ん!?!?!??!!!!

 

ゴールしようとしたら突然目の前に大きな時計が!?(泣)あとちょっとのところでまた内転筋攣りかけるし、なにこの障害物競争的なゴールシーン(笑)※右に写ってる赤の人が犯人(犯人の正体はこの後の写真で要確認!笑)

 

障害物を無事に潜り抜けて5時間57分55秒、女性総合2位でゴール!!!

スタートからしばらく一緒に走ってくれたキミノの姿はAS1以降一瞬も見ることがなかったけど(笑)密かに“できるかな?”と思っていた6時間切りでのゴールができたので大満足でした♪

 

完走した余韻に浸る間もなく、どこからともなく「ゴールやり直し〜!ゴールテープ飛び越えてないからもう一回〜!」という声が。(え、なにそのルール!笑)

 

ということで、

 

ゴールシーン、テイク2。テープを持っている赤の人(UF社長 高木さん)と青の人(TRAQサポート選手 たろうちゃん)は悪意しかない(笑)

 

ヤクルトジャンパーには飛び越えられるわけもなく、なぜかテープの上に乗るという謎の図。(Photo by キミノ)

 

そしてテープが足に絡まって…

 

着地した瞬間、両足内転筋ビーン!と攣って崩れ落ちる(笑泣)

 

とても長くなりましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました(笑)

 

高隈山ピークハントトレイルは、絶景を楽しめるコースや地元のお菓子を堪能できるエイド(今回鰻の写真しか撮ってなくてごめんなさい)、そして癖強めの鹿屋市PR特命係長 かのやカンパチロウに会えたりと、笑いたっぷり魅力満載の大会です。

まだ参加されたことがない方はぜひ“来年は”、そして参加されたことがある方はぜひ“来年も”、自然と食のパラダイス“じゃないほうの半島”にお越しください♪

 

待ってるよ〜!!!!!!!

 

 

招待選手のキミノ、鹿児島トレラン仲間のメグねえ、さおりさん、いくちゃん、福岡から参戦のニータさんとスタート前に♪

 

↓前夜祭などの様子も書いてくれたTRAQサポート選手仲間のたろうちゃんのブログもぜひ↓

第五回 高隈山ピークハントトレイル(著:たろうちゃん)

↓今大会のカメラマン 川西智弘さんが撮ってくれた素敵な写真も見てね〜♪↓

第5回大会写真(2020)