長崎の正月の風物詩「七高山巡り」
皆さん、お久しぶりです。
長崎のTRAQサポート選手の藤山です。
新型コロナウィルスの影響により、各地の大会が中止や延期となって、どうにもやるせない日々を過ごしていた方も多かったのではないでしょうか?
早く普通の日常が戻ってきて欲しいものです。
そこで、今回は長崎の正月の風物詩でもあります「七高山巡り」(しちこうさんめぐり)というものの紹介をしたいと思います。
起源は江戸時代、長崎では正月の1月2日から15日頃までの間に市街を囲む七つの山をわらじ履きで1日かけて巡拝するならわしがあったそうです。
その七つの山というのが、金比羅山(こんぴらさん)、七面山(しちめんさん)、烽火山(ほうかざん)、秋葉山(あきばやま)、豊前坊(ぶぜんぼう)、彦山(ひこさん)、愛宕山(あたごやま)のことで、愛宕山の代わりに岩屋山(いわやさん)に登ってもいいとも言われています。
それぞれの山には神社やお堂が数多く点在しており、年の初めに一年間の無病息災を祈願し、巡拝します。
私もほぼ毎年?、1年間の無病息災を願って年の初めに登っています。
おかげで毎年ほとんど病気にかかりません。
ん、〇〇は風邪引かない??の間違いじゃ?なんて言葉がどこからか聞こえてきそうですが…笑
それはさておき…さっそく紹介します。

スタート地点の諏訪神社。11月にはおくんちで賑わいます。登山の無事を祈願して、お詣りも忘れずに。
諏訪神社から金比羅山に向かうと…

長崎弁でカエルを意味する「ドンク岩」。カエルに見えないこともない…笑 登ることも可能。

金比羅山からの眺望。長崎市街が見渡せます。
さらに進行すると、
外国船が侵攻した時の合図を防備に当たる藩や、近国に伝えるためののろし場がつくられた三角形の山・烽火山(426m)へと辿り着く。
※7つの山で1番高い

県指定史跡 烽火山かま跡
豊前坊神社内には飯盛神社というものがあり、そこに続く山道の石段では恒例の階段ダッシュが…笑

階段ダッシュの様子
次に彦山。ここからの眺めは最高です。

自然と笑顔に。
山を下ってきて、風頭公園の坂本竜馬像で写真撮るのがお決まり。

日本の夜明けぜよ
(参考タイム)
諏訪神社一の鳥居→(60分)→金比羅山→(90分)→烽火山→(25分)→秋葉権現神社→(15分)→妙相寺→(60分)→豊前坊→(20分)→彦山→(35分)→愛宕山→(25分)→風頭山→(15分)→若宮稲荷神社
これは登山として回った場合の目安なので、トレイルランナーならこの時間の半分で行けると思います!
距離 約15km 累積標高 約1250m
道中には、紹介した以外にも魅力がたっぷり詰まっていますので、機会があったらぜひ!
最後に世界新三大夜景の稲佐山からの景色をどうぞ。

宝石箱をひっくり返したかのような絶景です✨
早く皆さんと山で再会したいものです。
END