綾・釈迦ツインピークス

おんせん県おおいた温泉愛好家の折野克己です。
今回、宮崎県の綾町で開催された綾・釈迦ツインピークスを走ってきたので報告させていただきます。

まず、この大会に参加された方、応援してくれた方お疲れ様でした。

そして、このご時世の中、主催してくれたユニバーサルフィールド様、綾町、国富町の皆様ありがとうございました。
この投稿が皆さんの参考になりお役に立てると嬉しく思います。

この大会に参加された方、来年以降参加される方にぜひ読んでいただき参考にしていただければと思います。

今回の内容を以下のようにまとめます。

  1. 綾・釈迦ツインピークスを走らせてもらって
  2. 登りについて
  3. コーステープについて
  4. きようそうについて
  5. 大会参加はご褒美
  6. 本日の温泉

1.綾・釈迦ツインピークスを走らせてもらって

綾・釈迦ツインピークスコース図

大会情報

開催地 綾町、国富町

会場 綾町小田爪多目的競技場(住所:宮崎県綾町北俣3765)

開催日  11月6日

距離  15.4km

累積標高  900m

制限時間  3時間30分

(引用.ユニバーサルフィールド)

大会受付 PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

感染防止に配慮した形での大会開催。

参加者の様子 PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

参加者は選手リストを見ると、宮崎県内の方が多く、あとは鹿児島、福岡、大分から参加されていました。

あと、スタート前の説明会の時に高木さんからトレランの大会初めての方いますかの問いに、結構多くの方が手をあげていらっしゃいました。

私の初めてのトレラン参加の大会は、地元大分県で、寒い中とにかく土砂降りで心が折れかけながらなんとか40km完走した思いでがあり、あまりの衝撃にそれからしばらく山をレストした思い出があります。近場で走りやすい大会がある宮崎の方を少し羨ましく思いました。

完走率も高かったようなので初めて方にとっても走りやすい大会だったのではないでしょうか。

スタート前の緊張感 PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

スタート PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

コースは、大会名のツインピークスのとおり矢筈岳、釈迦ケ岳の二つのピークを目指すコースになります。

スタートから川沿いのロードを走り、そこからはひたすらトレイルを登って行きます。

PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

最初の6キロで標高800mまで登り、そこからはひたすら下って15.4km、累積標高900mになります。

釈迦ケ岳までの登りのトレイルは、傾斜が急で所々岩場があったり木の根がいっぱいあったりするテクニカルな登りです。

トレイルの下り PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

綾岳

釈迦岳 1:09:02 6km、800m登った先のピーク

下りも同じく、岩場、木の根があるので気をつけて下る必要があります。9・8・7・・・合目というふうに看板があるのでどのくらい下ったのかがよくわります。

PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

法華嶽公園 1:39:30 10.5km トレイルを下った先のご褒美エイド。

PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

国富町のお団子、白玉まんじゅう

最後はロードの下りを気持ちよく走ってゴールとなります。

15.4km、900mD+のコースで1:52:39。

久々のスピードレースで大人のかけっこを楽しませていただきました。

2.登りの走りとパワーウォークの使い分けについて

走れるトレイル PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

このコースのトレイルは傾斜がきつい所があるので、頑張って走るのかパワーウォークに切り替えるのか判断する必要がありました。(ちなみにパワーウォークとは・・・山の早歩きになります。)

私の判断基準は、走っていて単純に歩いても変わらない、もしくは歩いたほうが早いと思ったら、パワーウォークに切り替えています。

岩場が多かったり、木の根に引っ掛かりそうだなと思う所は、無理に走らず歩きました。

それと、自分の実力以上のペースで坂を攻めていて、呼吸と心拍が上がりすぎていると感じた時もオーバーヒートする前にパワーウォークに切り替えて呼吸が落ち着くのを待ちました。落ち着いたらまた走り出すといった感じです。

3.コーステープについて

黄色のコーステープ。PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

こうやって見るとすごい数のコーステープですね。スイーパー、参加者の方おつかれさまでした。

大会コース上には、この黄色テープが目印に、いたるところにあります。

今回の大会は黄色テープが間隔150~200mおきに表示がありました。

走っていて、テープ→合っている。まっすぐなんだな。テープ→・・・という感じになるのですが、

しかし、意外と次のテープがこなかったりして自分の感覚もあてにならないと感じることもよくありました。

まっすぐしか行きようのないところでテープがまだない時は、もしかしたら走ることに夢中で一本見落としたんだと思い、先に行くとだいたい次のテープがありました。

なので自分の信じる道を突き進む判断も必要ではないかと思います。

ですが、あまりにもテープがない時には、ロストしていますので引き返すことも必要です。

二股分岐の時

基本分岐にはテープがあり、こちらですよという表示があります。

しかし、今回分岐で二択を迫られたにもかかわらず、どちらの入口にもテープがない所もありました。

結果、どちらを進んでも同じ所に出たので、どちらも正解ということでした。

なので分岐でテープがない時は、どちらかの道を選択する必要があります。

話は変わりますが、わたしは日常生活で日々選択し判断し決断することが多々あります。

コンビニコーヒーであればブラックにするのかカフェラテにするのか、ホットなのかアイスなのか。

これは、何を選んでも良いとは思いますが、何かを選択していることには変わりません。

先の見えないことに対して選択し、決断し、自分の信じた道を突き進む。

行くとこっちのほうがきついとか、わかりにくいんじゃないかとか、ここらへんの先の見えない感じが日常の選択肢と重なって楽しかったです。

4.きょうそう、大人のかけっこについて

PHOTO BY UTITOKU HIROAKI

きょうそうと書いて競走、共走のふたつがあると思います。

競走・・・かけっこ、競うことを楽しむ

共走・・・共に走る、お互い助け合いながら走る

今回の15kmの距離で登って下って終わりの大会であれば競走要素が強く、子供の頃のかけっこを思い出して競う事を楽しむ感じになると思います。

逆に距離が長くなればなるほど、共に走る要素が強くなり、戦うのは他人ではなく自分、己の内面と向き合う時間が長くなってくると思います。

私は、どちらのきょうそうも大好きです。

今回の大会は、登りで心拍を追いこみ、下りでかっ飛ばしてかけっこして、遊んでもらい競走を楽しめた大会でした。

5.大会参加はご褒美

普段だいたい一人で山に入っている私にとって、大会参加はいろんな人と出会い、トレイルジャーニーを楽しむことができるご褒美です。

大会前に練習、調整、道具の準備、出来る事は全て済ませて、あとは走って楽しむだけです。

結果が良いも悪いも自分の準備次第なので、大会当日は自分のしてきた事を出し切るのみです。

今回は正直に書くと、登りではもう少しだけペース維持したかったし、下りでは気持ち良く下りたかったのですが、今の自分の実力がよく分かったと思います。

自分のことが客観的に見えてきたので、これからの練習での課題も考えていきたいと思います。

反省点があったり、満足できたりするのも、大会に参加できる楽しみだと思います。

6.本日の温泉コーナー

フォレスト綾川荘、撮影許可済

大会後、フォレスト綾川荘にて毎度のお風呂に入って終了。

スピードレースで飛ばしまくった身体には、締めはやっぱりやっぱり温泉です。