くじゅう24➗2
春ですね!!
焦りに焦るが筆は進まずってことで桜も散っちゃいまして…だいぶ時間空いちゃいましたが、3月23日に開催した「くじゅう24」というイベントのご報告です!!
4、5月に開催される「UTMF」や「阿蘇ラウンドトレイル」の対策として、絶景くじゅうを24時間走り続けようぜ!!っていうのがこのイベントのまずもっての目的。
先に述べておきますが、このイベントに九州トレイルラン協会(TRAQ)は関与しておりません。半ば強引に協賛品は頂きましたが…。
私個人が国立公園の趣旨を理解したうえで開催したわけであります。
このブログにアップするとややこしくなっちゃうかなとかなり迷いましたが…。
話は戻りまして、天候、関係団体などなど何かと条件は厳しくなるものの、くじゅうで開催することにこだわりました。
加えてのこだわりは、あらかじめ10km~15kmのループコースをいくつか設定することで、各自が好きなコースをレイアウトして自分のペースで走ることができること。よって、色んなレベルのランナーさんが気兼ねなく参加できるかと(^^♪。
それにいくつものコースをレイアウトできるのはくじゅうのふところの広さならではですね!!
>>開催のきっかけとして。
トレランという山に精通する競技(遊び)なのに、九州一のビッグマウンテンくじゅうに入ったことない人…。私の周りに意外と多いんですよね!!
もともと登山やっててトレランもやるよ。って人はそんなことないかもですが。
しかし、見方を変えればくじゅうは国立公園ということで基本的にレースなどは開催できない。よって、競技志向が高い人はこの山になかなか興味を持つことがないのかな。と思ってみたりしました。
シーズンになるとハイカーさんは多いけれども、コースや時間帯を選んでいけば渋滞は回避できるし、ここの景色はまじプライスレス。
最近、私がハマってるのが15時くらいから登り初めて、お山を縦走をしながら水平線に沈む夕日を楽しむランです(^^♪。天気次第ですが、日が没する瞬間の水平線がほんとに美しいんです。んで、暗くなると満点星空を満喫できるという待ったなしの贅沢プラン。
夕方以降はハイカーさんほぼほぼいないし、くじゅうは眺望がきくので、貸し切りのくじゅうをノンブレーキでかけ下りるのは爽快ですよ!!
またある時は、癒しを求めて坊がツルをぐるぐるとかね。坊がツルは、時間の流れがゆっくりな気がしてまじ癒されます。
この山には色んな楽しみ方があって、その時の気分にあった引き出しをチョイスすることができるすごい魅力的な山だと思います。
おつかれ山したら、くじゅう温泉ですね。21時まで立ち寄りできるとこが複数あるのでけっこう便利。月夜に照らされたくじゅう見ながら露天風呂で湯ったりは最高です。「さっき、あそこ走ったよなー。」的なね。ちょっとお高いけど星生ホテル・山恵の湯はおすすめです。
今更だけど、そんなくじゅうを少しでもフォーカスしてほしいなと。
二つ目としては立地。九州の真ん中に位置してるしね。
三つ目としては、大分が九州で一番トレラン人口が少ないといわれてること。これに関しては、多ければいいってわけでもないんだろうけど、こんな環境があるのにもったいないって思ったりするんだよねー!!
四つ目は、ちょっと気の長い話になってくるんだけど、九州全体でもっと顔の見える密なトレランのネットワークを構築していければいいなってこと。大きすぎて私個人がどうこうする話ではないんだろうけど、なんとなくの願望かな!!
九州は日本の中でも繋がりの強さが特別だと思うんです。高校野球でも九州単位で応援するし。都心部へのアクセスが悪いからって、本州に負けんじゃねーぞ!!って団結力の流れが脈々と受け継がれてきてるんだと勝手に解釈してます。違うかっ…。だからこそもっとコアな関係を築いていけないかなと!!
トレラン遠征にしても周りに長けた知り合いがいれば色々聞けるし、イメージが付けば行ってみようかなって気になってくると思う。こういうのってネットだけの繋がりではなかなか聞きにくいこともありますよね。だから、一緒に山を共有しながら話できれば、こういった世界観も広がるかなと。いつになってんもやっぱ顔の見える関係、直接会って話す仲間は大事だと思うんです。友達少ないおれが言うな…って感じですが…。だからね、競争ではないイベントが必要なんだと思うわけなんですよ。レースだったら走ってるときはあんま話できないもんね。
それにこれはひしひし感じるんだけど、ここ2、3年でトレランのレベルがどんどん上がってきていて、選手層がどんどん厚くなっているということ。
その背景に、本州で言えば「チーム100mile」(遠征でのレース中、並走してる選手からこの名前をよく聞くので…)を代表するような練習会での刺激があったりとかだと思うし、そんな流れに九州人として負けたくないって思い!!
そんなこんなで集まってくれました。全員撮影できずに申し訳ありません。わたわたしてました…( 一一)。
ほんと嬉しいことに九州内は鹿児島からも、そして遠くはなんと広島からご参加を頂きました。ほんとにありがとうございました‼️
広島からお越しいただいた皆さんは、日本選手権の舞台にもなったレース「ひろしま恐羅漢トレイル」や「低山なめんな」をはじめとしたローカルイベントを主催されている方々。この方々からはほんと学ぶものが多くて、いつも勉強させてもらってます(^^♪。
来年は新たに「広島湾岸トレイル」が開催されるとか!!要チェックですねー(^^♪。
TRAQ様から頂いた協賛品(^^♪。↓↓ありがとうございました!!もはや、エンデュランス系の定番ですね。今回事前に設定したルート。初くじゅうの方もいらしたのでなるべく走れて、シンプルで分かりやすいものにこだわりました。夜間走がメインになるしね。
B、Cコースに出てくる大船林道はUTMF序盤をイメージしたもの。
当日は、前日までの小春日和から一転、
野焼き、小雪⇒快晴⇒暴風雪、極寒、花火、極寒、積雪、凍結、極寒
などなど、まじ色々あってホント勉強になりました!!
現地について、まず初めの想定外が野焼き。バチバチ音すげーし、熱ちーし。何度かの関係者との協議でも全く話にあがらかったのでびっくりでした。観光客が押し寄せるので基本シークレットらしいです。ラッキーと言えばラッキーかもですが、泉水ルート(Aルート)も燃えてたんで通れないんじゃないかと焦りました…。23日12時スタート!!
スタート後はエイド設営。この時間帯は小雪舞うものの気象条件まだ余裕あり。
今回、協力していただいた矢野さん夫妻、白石君、瀬涛君、ほんとにありがとうございました。
特に矢野さんと白石君はタープ、テーブル、矢野さん家の自家製米(旨かったですー)、ガス炊飯器、ガスバーナーなどなど上げだしたらキリがないのですが、準備してくれて立派なエイドができました。みなさんがいなければとんでもないことになっていたと思う…( 一一)。サポートメンバーでの集合写真撮り忘れしまったことを後悔。エイド設置完了したら、すぐにカレー作りにかかります。職場の同僚・瀬涛君がフルで手伝ってくれました。彼、祖母傾縦走、屋久島登山を初め、カナダにトレッキングの旅に行ったり、インドへバックパッカーの旅したりとアクティブハイカーです。
みなさんが続々と下山してきます!!めっちゃ寒いのにエイドで補給して楽しそうに山に帰っていくみなさん。トレイルランナーって変態の集まりですねー(^^♪。山頂付近は強風吹き荒れてて日中でも体感-15℃くらいだったとのこと。陽子さんめっちゃ寒そう…。だけどさすが山屋!!シャレにならないこの天候を最後まで楽しんでました。
陽が沈んだころカレーができあがりました。私の職場では毎晩25人分の食事は作るけれども、その倍となるとさすがに経験なく、なかなかの重量感でした。
でも、めっちゃうまかったです。矢野米のおかげですねー(^^♪。
しかし、吹雪になって雪が積もりだしてからはちょっと走るとかいう次元ではなくなってきてるなって考え始めてきたり…。今後の展開を悩みまくってる時に仕事を終えて、白石君が合流。すぐに焼き鳥エイドを開設してくれました。凍えながら下山してきたランナーさんにはこれが喜ばれました。マジ感謝!!
でも、天候は悪くなる一方…。エイドのお菓子は降りこんできた雪で冷凍状態になって、カントリーマァムってこんなに硬かったっけ??って感じでしたね。
それからこの写真いよいよ寒すぎるし、道路も凍結してきてるよってことで自宅まで安全に帰ってもらうために夜12時で中止することにきめました。
うーん、無念…( 一一)。
中止の一斉メールを流した後は、下山してくるみなさんへの焼きそばを作ります。矢野さん、白石君作のこれめっちゃ旨かったね。凍える体にしみわたりました(^^♪。
みなさん下山した後もエイドで談笑したりして、極寒の中ワイワイもりあがりました。なんだかんだでこれが私の求めていたものなのかな。と思ってみたり!!
みなさんの下山を確認した後、朝焼けのくじゅうをバックに(^^♪
参加いただいたみなさんには不完全燃焼な面もあったかもですが、個人的にはとにかく楽しくて、カレーや焼き鳥食べてヘッ電つけて山上がっていく姿を見るとトレランっていいなーって心から思いました。
月夜に映し出された山の稜線にヘッ電の明かりが一つ二つゆらめいて、それが上へ上へ、前へ前へと進んでいく姿を見ると無条件に応援しちゃいますよね!!これってトレイルランナーあるあるなんかな…!?
みなさんからたくさんの力をもらいました。俺もがんばらなくては!!
ご参加いただいたみなさま、ほんとにありがとうございました!!朝、くじゅうを離れる際の一枚↑↑。めっちゃいい天気のおだやかなくじゅうに戻ってました…( 一一)。
次なる企画も構想だけは膨れ上がっております(^^♪
開催するとなれば、今回以上にエイド飯だけはとにかくこだわりますよー!!
とりあえずはシーズンイン、みなさん今年一年けがなくトレラン楽しみましょう!!